【幸せになる読書ってなんだろう?】読めないときも、読むときも、読書好きさんに捧ぐ私の本棚のつくり方

コラム

「最近、本を読めてないな…」
「読みたいのに読めない自分が嫌になる」
「読んでも内容が頭に入らない」

読書が大好きなのに、ふとしたことでスランプに陥ることってありますよね。
私も何度も経験しました。

でも今は思います。


“読めないときがあっても、読書好きな自分は何も変わらない”って。

誕生日に、「これからの読書をどうしていきたいか」を考えていたら
自分だけの読書の軸が少し見えてきました。

この記事では、


🌱 読めないときの寄り添い方
🌱 「買う本/借りる本/置いておく本」の線引き
🌱 読書が自分をどう変えてくれるのか

そんなことを、年間200件読了ポストする私の体験を交えてお話します。

あなたの本棚をちょっとだけ整理するヒントになったら嬉しいです。

 【読書スランプ】読めない自分を責めなくていい

〜何度もスランプを繰り返した私の話〜

「本を読みたいのに読めない」


読書が好きな人なら、一度は経験するスランプかもしれません。

私もこれまで何度もありました。


家事や子育て、交代制勤務で時間はなくなるし、心の余裕もどんどん失っていく。


読書から離れるたびに「読めない自分はダメだ」と責めていました。

試したことはたくさんあります。


✔️ 無理に読まない

→ でも本は恋しくて、「読みたいのに読めない自分」がどんどん苦しくなる

✔️ 無理やり読む

→ 1行だけ読んでみても進まなくて、余計にしんどくなる


✔️ 絵本やレシピ本、雑誌、普段読まない本を図書館で借りてみる


✔️ 読まなくても、読書垢さんのポストを眺めて気持ちを繋ぐ


✔️ 5分だけでも、3行だけでも「読む時間を作る」と決める

いろいろ試してみて気づいたことがあります。


「読書する時間がない」のではなく、
「時間がないと思い込んで、自分で読書を遠ざけていた」ということです。

 5分でも、3行でも、読めばいいじゃない!笑 

1冊読み終えないことにストレスは感じましたが、
無理して“ちゃんと読まなきゃ”と縛らないことにしました。

 もうひとつの解決方法として、


「なんで心に余裕がなくなってるんだろう?」


と自分に問いかけてみました。 

「読めない」ことが問題なのではなく、他に課題があるのです。 

本当に問題なのは“読めないこと”じゃなく、他に心を占めてるものがあるんですよね。

あなたの心の問題はなんでしょうか。

 【本棚の選び方】買う?借りる?置いておく?

自分の気持ちに寄り添う選書のヒント

読めない時期があったからこそ、
私は
「本を買うか借りるか」
「どの本を手放さずに手元に置くか」

をじっくり考えるようになりました。

私の軸は、とてもシンプルです。

・何度も読み返したくなる本
・読むたびに違う視点をくれる本
・自分の価値観を揺さぶって、生き方を問い直させてくれる本

そんな本だけは、物は増やしたくないと思っても手元に置いています。

逆に、
一度読めば十分な本、
知識をちょっと補いたい本、
外の世界をのぞくきっかけになる本は、
図書館で借ります。

例えば、私が「手元に置きたい」と思ったのはこんな本たちです。

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  • 『おおきな木』
    どこまでも与え続けるおおきな木の姿に、疑問と感動を同時に味わいました。
    おおきな木の幸せは、少年の幸せになるのかな。
    読むたびに自分の“与えること”について考えます。
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  • 『世界はうつくしいと』(長田弘)
    日常の中にある小さな美しさに目を向ける詩が、言葉の力で心をほどいてくれます。
    忙しさで視野が狭くなったとき、原点に戻してくれる1冊。
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  • 善良と傲慢

    「婚活が在庫処分のセールワゴンの中」
    「自分を卑下するヒマがあるなら、行動したほうが良さそう」
    など、痺れる言葉の連続。
    読むたびに価値観が揺れ、何度も自分の立場を問い直したくなる小説です。
    自分の中の“善良さと傲慢さ”を揺さぶられました。

他にもありますが、
「自分にとっての本棚の軸」は人それぞれ。

ぜひ、あなたの本棚にも

「どんな気持ちになりたいか」
「自分の価値観を揺さぶってくれるか」


を軸にしてみてください。

【読書が続かないときこそ】“読むこと”を自分に返す時間に

読書は“情報”じゃなく“自分を育てる時間”

読書って、ただ情報を集めるだけの時間ではないですよね。

小説は映像のように視覚で一気に訴えるものではなく、


言葉を自分の頭で何度も反すうして、
初めて「こんな考えもあったんだ」と気づかせてくれます。

おおきな木世界はうつくしいとも、
私にとっては心を育てる栄養みたいな存在です。

「読むこと」は、自分の中で咀嚼して、
いつの間にか自分のものになっていくもの。

だからこそ、今読めなくても焦らなくていい。


読めない時期にも、読書はちゃんとあなたの中に残っていると思います。

あなたの「幸せになる読書」って、どんな形ですか?

一度読めば十分な本、
何度でも手元に置きたい本、
読めないときに心を繋いでくれる本。

今の自分の読書の状況をちょっとだけ整理してみませんか?

「どんな気持ちになりたいか」を軸にするだけで、きっと満たされる本棚が見えてくると思います。

あなたの本棚の話も、ぜひ教えてください。

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